井上実優

SPECIAL

1st Album「Sparkle」

2018.3.21 RELEASE

    • 初回限定盤 (CD+DVD)
    • 初回限定盤 (CD+DVD)
    • VIZL-1345 / ¥3,000+税
    • ORDER
    • 通常盤 (CD)
    • 通常盤 (CD)
    • VICL-64972 / ¥2,600+税
    • ORDER
  • CD収録曲 (初回限定盤・通常盤共通)
    1. 近未来

    2. Boogie Back

      • TVアニメ「ドラゴンボール超」エンディングテーマ/2017年4~6月度
      • PLAY
    3. Slave(album ver.)

    4. この空の果て

      • テレビ朝日系木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌
      • PLAY
    5. Robin

    6. Break down

    7. 消えない

    8. Shake up

      • 東建コーポレーション株式会社 ホームメイト テレビCMソング
      • PLAY
    9. I will be your love(Sparkle ver.)

    10. again

    初回盤DVD
    • この空の果て(Music Video)

    • この空の果て - Behind the Scenes -

配信情報

2/28(水)より、アルバム「Sparkle」iTunesプレオーダースタート!また、iTunes Store、レコチョクやmoraなど主要ダウンロードサイトの他、dヒッツ、LINE MUSIC、Apple Music、AWAなど定額制聞き放題サービスにて、アルバム収録曲「近未来」「Slave(album ver.)」先行配信もスタート。

MUSIC VIDEO

INTERVIEW

1st アルバム『Sparkle』全曲解説

1:近未来
この楽曲のサウンドにどんな世界観の歌詞が合うのかと模索している時、新海誠監督の「ほしのこえ」の映像にピンときて歌詞を書き始めました。私の中には今までになかったような、ぶっ飛んだ世界観。何十年何百年経ったとしても変わらない、変わって欲しくないような、“普遍の愛”がテーマとなっています。EDMサウンドに乗せて未来を歌っているなかに、琴や三味線といった和のサウンドが入っているところも絶妙な感じで気に入ってもらえると思います。

2:Boogie Back
私の記念すべきデビューシングル。井上実優の芯をいちばんに伝えられる楽曲ではないかなと思っています。コンセプトとしては、私の中にある力強くてダークな部分。サウンド的には昔の歌謡曲のような雰囲気もあり、一見すると最先端ではないけれど、歌詞では今ドキの恋愛を歌っているような、そんな逆マッチ感を聴いてほしいです。何もかもが初めてだったあの頃。がむしゃらにダーク感を出そうとして頑張っていたことを思い出します(笑)。

3:Slave (album ver.)
今回アルバムバージョンとして、新たなイントロが加わりました。それによって、1stシングルのカップリングとして収録された「Slave」よりも”ゲロッパ”感といいますか、まるでプリンスの楽曲のような匂いが増したのではないかなと思っています。SEのガヤガヤした雰囲気からも、洋楽のようなロック感が高まってる。「Burning love」(3rdシングル「この空の果て」C/W)や「Robin」もそうですが、ボーカルはちょっと余裕のある大人な女性をイメージしてみました。

4:この空の果て
ドラマ「科捜研の女」の主題歌として、“女性の強さ”をテーマに、いしわたり淳治さんと歌詞を共作しました。まだまだ未熟で未完成な女の子が、強い女性を目指しながら人生経験を踏んでいく。私自身もクリスティーナ・アギレラをはじめとする強くてかっこいい女性に憧れているので、リアルな思いも重ねられた楽曲になったと思っています。

5:Robin
すごく大人でセクシーな楽曲。クリスティーナ・アギレラの「Ain't No Other Man」という楽曲のPVをイメージしています。私の本当の性格とは違うけれど、自由奔放で男の人を振り回すことが大好きな女性が主人公だから、フェイクも全開にして、私自身、セクシーな女性になりきって歌ってみた1曲です。私の殻を破って、今までためらって出来なかったことにも挑戦したりしながら歌いました。

6:Break down
セクシーさや女性らしさというよりは、夏っぽくて、ギラギラした太陽が照りつけているような感じを打ち出した楽曲。「Sparkle」の収録曲の中では、一番遊び心が詰まった楽曲になっていると思います。歌詞は日本語と英語をミックスさせ、あえてちょっとダサい感じを狙ってみました。Aメロはラップの要素もあるので韻を踏むことも意識して。ライブではみんなでワイワイと盛り上がれるような楽曲になりました。

7:消えない
高校生の頃に、初めて自分の経験も活かしながら書いた純情ラブソング。夢を追いかけている恋人に対して、いなくなってほしくないけれど、彼の夢の妨げにもなりたくないという葛藤を描いた楽曲です。メロディーを初めて聴いた時の直感で“夜空”というイメージが浮かび、それに合うような綺麗な言葉と、自分自身の上京だったり、歌手になるという夢に対するリアルな想いを書いていきました。

8:Shake up
2nd EPの表題曲。夏ソングでもあり、私と同年代のハタチ前後の子たちの背中を押したいという思いを込めた応援ソングです。等身大で歌詞を書いた楽曲なので自分の素直な思いも結構入っています。PVでは初となる、ダンスシーンにも挑戦。20歳になって初めての作品ということもあり、いろんな挑戦が詰まった楽曲でもあります。

9:I will be your love(Sparkle ver.)
人生で初めてのステージ、それも日本武道館で歌ったメモリアルな楽曲を、いつもライブをサポートしてくれている岸田勇気さんのピアノと私の歌だけのSparkleバージョンで録り直しました。今までライブではよくこのスタイルで歌っていて、私自身もすごく落ち着くし、編成がシンプルな分、歌詞やメロディがよりよく沁みると思っています。

10:again
14歳の時に初めて制作したオリジナル楽曲。1stアルバムに収録するにあたり、今の私の言葉で歌詞を書き直しました。実は中学校から高校にかけて、母ととても仲が悪い時期を過ごしていて、数年間必要最低限の会話しかしていませんでした。ところが、ある時にお互いの思いが爆発。そういった経験から、親子でも、本当の気持ちは言葉にしないと全然伝わっていないのだということを学びました。あの時の失われた数年間は戻らないけど、今になって思う、母親に対する感謝や後悔の気持ちをこの曲に託しています。この楽曲が1stアルバムの最後の楽曲として収録できて本当に良かったと思います。


私だけが放つことの出来る、輝きを

2016年の夏、デビュー前だった彼女は人生初のステージに立った。場所は、あの日本武道館。錚々たるアーティストが登場する音楽イベントの中のほんの数分ではあったが、おそらくピークに達していたであろう緊張を一瞬で喜びへと翻し、壮大なバラード「I will be your love」を見事に歌いきった。無名だった18歳の女の子に寄せられた、1万人の拍手。<アーティスト・井上実優>が生まれた瞬間だった。

その後、2017年4月に彼女は待望のデビューを果たした。曲は、あの日のバラードとは対極ともいうべきタイプの「Boogie Back」。ちょっと懐かしいユーロビートのエッセンスを感じるダンスナンバーで、刹那に恋した主人公の沸々とした感情が描かれている。2作目の表題曲「Shake up」は、エレクトロな要素も取り入れながら、等身大な言葉でエールを送る爽やかなポップチューン。そして最新曲「この空の果て」では、不器用ながらも明日を信じて生きる人たちへエールを送るバラードを完成させた。ざっと振り返っただけでも、この振り幅。カップリングまで含めると、同じ人が歌っているとは思えないほど幾つもの顔がある。女性がヘアメイクひとつで心持ちまで変えられるように、彼女は音楽を纏うことで、自分の中にあるたくさんの表情を輝かせてきたのだろう。たぶん、自分自身が知らなかった自分にも出会ってきたはずだ。

そして今年。彼女は1stアルバム「Sparkle」を完成させた。既発のシングル曲を含む全10曲。中学の頃から地元・福岡で音楽を学びながらコツコツと作り上げてきた、大切な楽曲ばかりだ。ちょっとだけ背伸びをしたり、思い切りセクシーに振舞ってみたり、なり振り構わず愛を求めたり。20歳とは思えない表情豊かな彼女のボーカルは、どの曲にもエネルギーが満ち溢れている。いつまでも変わることのない、変わりたくない愛をテーマに描いた「近未来」や、彼女の思春期の葛藤、母親への想いを赤裸々に綴った「again」など、これまでになかった切り口で書かれた歌詞からは、ソングライターとしての成長も充分に感じ取れる。

アルバムを作るにあたって、彼女は当初「私にはこんな楽曲もあるんですよって、あらためて自己紹介するようなもの」にしようと思っていたそうだ。言葉通りに受け取れば、それは初めましてのご挨拶。いわゆる名刺代わりというやつだ。だけど完成したこのアルバムに「Sparkle」と名付けたエピソードを聞いて、その言葉の奥で光を放っている彼女の自信、そしてただならぬ闘志のようなものに気がついた。これは歌の上手さや楽曲のバリエーションを誇示するようなプレイリストじゃなく、大きく流れを変え始めたJ-POPシーンに爪痕を残すべく現れた<アーティスト・井上実優>としての挑戦状なのかもしれない、と――。

「最初は「Spring」とか「Beginning」のような、1stアルバムらしい始まりを予感させる言葉がいいかなと思っていました。だけどあらためて今回の収録曲と向き合った時、タイトルに必要なのは穏やかさや優しさではなく、勢いとか尖りだと気付きました。そしてふと閃いた言葉が「Sparkle」。火花を散らすとか、きらめく、輝くといった意味を持つ言葉ですが、その中でも<異彩を放つ>という意味にすごく惹かれましたね。1曲1曲が持つ個性豊かな輝き、そして、私自身のアーティストとしての強い覚悟ともリンクしているなと感じました。」

人見知りで、自分に自信がなくて、コミュニケーションが苦手で、人前に出るのが好きじゃない。ネガティブな要素ばかりを抱え込んでいた子供の頃の彼女は、音楽と出会って大きく変わった。私の歌を聴いてほしい。私の歌で、聴く人すべてをアッと言わせたい。その気持ちはやがてアーティストとしての信念になり、デビューというひとつの夢を叶えた彼女の瞳に確固たる力を宿した。そして生まれて初めてのアルバムを作りながら出会った、運命ともいうべきキーワード「Sparkle」――他の誰とも似ていない、私だけが放つことの出来る輝きでみんなを魅了したい。その思いこそが彼女の初心であり、このアルバムにも貫かれている所信なのだろう。そして、自分を信じて今なお研鑽を積む彼女を未来へと導いている原動力もまた、この言葉にあるような気がしている。

音楽ライター 山田邦子